凍結胚・配偶子(卵子・精子)の国際輸送について
凍結胚・配偶子(卵子・精子)の国際輸送
〜国際輸送を必要とする状況、業者選定のポイント、依頼の流れなど〜
近年、生殖補助医療(ART)の国際化が進む中、日本から海外へ、または海外から日本へ凍結胚や配偶子を輸送するケースが増えています。しかし、胚や卵子は非常に繊細で、わずかな環境の変化でもダメージを受けるリスクがあるため、単なる物流ではなく、高度な専門知識と経験を持つ機関による安全な輸送が不可欠です。
MARGは2019年に米国ACRC Globalの子会社として設立され、日本における胚の国際輸送の先駆けとして、多くの実績を積んできました。本記事では、国際輸送を検討される方に向けて、輸送の背景や注意点、業者選定のポイント、依頼の流れをわかりやすく整理してご紹介します。
国際輸送を選択する理由
国際輸送を希望される方には、以下のようなケースがあります。
•海外での体外受精(IVF)
  高度な医療技術や豊富な臨床実績を求め、米国をはじめとする海外のクリニックで治療を受ける場合。
•代理出産(サロゲート)
  代理出産が合法的に認められている国(アメリカ、コロンビア、メキシコなど)へ胚を移送し、現地で治療を行う場合。
•規制の違い
  国によって生殖補助医療に対する規制が異なるので、日本国内では行えない治療を海外で受ける場合。
•医療機関間の移管
  施設の設備上の理由で、胚や配偶子の保管先を変更する場合。
・生活・将来設計
 長期の海外滞在や移住を予定しており、現地での治療を前提に胚や配偶子を輸送する場合。
輸送に潜むリスク
胚や配偶子は非常に繊細で、わずかな環境の変化でもダメージを受けるリスクがあります。経験や設備が十分でない輸送機関に依頼した場合、以下のようなリスクがあります。
•適切な低温環境が維持されず、細胞が損傷する
•国際輸送時のX線検査による影響
•通関手続きや書類不備による輸送の遅延
•緊急時の対応が不十分で、治療計画に重大な影響が出る
これらはいずれも患者様の将来に直結する重要な問題です。だからこそ、経験豊富なMARGのサポートが必要なのです。
MARGの役割とサポート体制
MARGの背景と全行程サポート
MARGは、2019年に、米国ACRC Globalの東京オフィスとして設立され、日本における胚の国際輸送の先駆けとして多くの実績があります。MARGでは、30年以上の経験を持つ国際的な細胞輸送の専門会社と連携し、日本から米国へ胚や配偶子(精子・卵子)を安全に輸送することで、生殖補助医療(ART)を受ける方々をサポートしています。
日本オフィスと米国本社は緊密に連携し、胚を日本から安全・適法に輸送するだけでなく、受入先クリニックでの治療が円滑に進むようサポートしています。 
 MARGは全体のコーディネーターとして、クリニック間の連絡調整、各種手続き・書類対応、輸送管理までを一貫して担当し、患者様にワンストップで安心できるサービスを提供しています。
米国本社ACRC Globalの強み
ACRC Globalは米国カリフォルニア州に本社を置く、正式に登録・ライセンスを有する生殖補助医療のエージェンシーです。豊富な代理出産・胚輸送の実績を有し、MARGの日本でのサポートはこの国際的バックグラウンドに支えられています。
 これにより、日本の患者様にとっても高い信頼と安心感を提供しています。
成功事例のご紹介
•日本→米国の輸送ケース
  胚は予定通り安全に到着し、その後の治療へスムーズに移行。患者様からは「手続きが複雑だと思っていたが、専門的にサポートしてもらえて安心だった」との声。
•米国→日本の輸送ケース
  輸送は滞りなく完了し、到着後すぐに治療開始。「想像以上に手続きがシンプルで精神的負担が軽減された」との感想。
このように、MARGは国際輸送において数多くの成功事例を持ち、初めての方でも安心して任せられる体制を整えています。
ご依頼時の必要事項
1.保管先・受入先クリニックの確認
  現在の保管施設および輸送先クリニックを明確にします。
2.必要書類の提出
  身分証明書、胚などのレポート、医療記録など。
3.同意書への署名
  輸送や治療に関連するクリニック指定、他必要に応じた同意書。
書類準備や手続きのサポートはすべてMARGが行いますので、安心してご依頼いただけます。
まとめ
国際的な凍結胚・配偶子の輸送は、患者様の未来に直結する重要な工程です。MARGは、ACRC Globalのバックグラウンドと豊富な経験を活かし、法規制に準拠した安全な輸送、温度や位置のリアルタイムモニタリング、万一のトラブルにも迅速対応できる体制を整えています。
初めての方でも安心して任せられる一貫したサポート体制を提供していますので、まずはお気軽にご相談ください。
 
                        