胚と配偶子(精子や卵子)の国際輸送

日本産科婦人科学会が代理出産を禁止しているため、子宮になんらかの問題があるなど、ご自身で自然妊娠・出産が難しい女性でも、日本では受けられる治療が制限されています。MARGは、30年以上の経験を持つ国際的な細胞輸送の専門会社を通じて、日本から米国に胚や配偶子(精子や卵子)を輸送し、生殖補助医療を受けるためのサポートを提供しています。

日本で法律上の制限により妊娠することが難しい方々をサポート

経済産業省の研究会による2012年度の推計によると、日本では年間300~400人の赤ちゃんが海外で卵子提供を受けた母親から生まれており、卵子提供を受けた母親の平均年齢は40歳を超えています。

 胚を米国に輸送することで、性別選択、遺伝子スクリーニング、卵子提供、代理出産が可能となり、現在の日本では日本産科婦人科学会によって制限され、治療の適用外となっている方にも、出産の喜びを実感していただくことが可能です。

胚と配偶子の輸送プロセスについて

*国際的な胚と配偶子の輸送プロセス

  1. MARG(ACRC)とご依頼者様のZoomによるカウンセリングを実施して、詳細の確認と打ち合わせをします。
  2. 移管先の米国IVFクリニックの専門医師とZoomカウンセリングを行います。
  3. MARGは、卵子や精子、胚移輸送などについて必要な同意書や契約書を作成します。
  4. ご依頼者様は必要な書類を確認、署名し、その後費用をお支払いいただきます。
  5. MARGは、米国のIVFクリニックの担当者と移管元の日本のクリニックに連絡して、必要な書類を作成します。
  6. それぞれの書類の審査後、MARGは米国の専門の細胞輸送会社に連絡し、必要な輸送関連書類を作成します。
  7. 書類の審査・承認後、配偶子または胚を引き取るための予約が行われます。
  8. 輸送会社が移管元のクリニックから引き取ったら、通常1週間以内に米国の移管先のクリニックに届けられ、凍結保管されます。

*補足説明

配偶子や胚は専門の液体窒素タンクで輸送されますので、配偶子や胚に害を与えることはありません。

  1. 輸送を行う会社は、米国でライセンスされた専門会社です。

  2. 米国の移管先クリニックとの胚輸送書類は、公証が必要な場合がありますが、日本では現地で公証することがで可能です。日本での公証が難しい場合は、MARGが米国でのオンライン公証の予約を承ります。

  3. オンライン公証では、ご依頼者様のパスポートと現地政府発行の書類(運転免許証かマイナンバーカード)のスキャンコピーが必要となり、公証にはパスポートともう1種類の身分証明書が必要です。公証はZoomで行われ、所要時間は約30分ほどです。


胚と配偶子(精子や卵子)の国際輸送の費用

・国際輸送費用  ¥1,000,000(税抜) 

・クリニックの実費 ※輸送の内容(胚、精子、卵子)によって異なります