卵子提供を受けるメリットとデメリット

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卵子提供を受ければ、ご自身の卵子で赤ちゃんを授かることが難しい場合でも、妊娠・出産を実現できる可能性があります。卵子提供を検討する際には「どのようなメリットとデメリットがあるのか、あらかじめ知っておきたい」という方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、卵子提供を受けるメリットとデメリットについて紹介します。
卵子提供への理解を深め、家族をつくる計画を立てる際の参考にしてください。

卵子提供とは

卵子提供とは

卵子提供とは、ご自身の卵子では妊娠できない、または妊娠が難しい場合に、第三者である卵子ドナーから卵子の提供を受ける不妊治療のことです。

2020年に、『生殖補助医療の提供等及びこれにより出生した子の親子関係に関する民法の特例に関する法律』が成立しました。この法律は、体外受精や第三者からの精子提供・卵子提供などによって子どもが生まれた場合に、誰を法律上の親とするのか、その基本的な考え方を示した日本の法律で、第9条では、他の女性の卵子(卵子提供)を使って妊娠・出産した場合、法律上の母親は、卵子を提供した女性ではなく、実際に出産した女性と定めています。

第三章 生殖補助医療により出生した子の親子関係に関する民法の特例 (他人の卵子を用いた生殖補助医療により出生した子の母) 第九条 女性が自己以外の女性の卵子(その卵子に由来する胚を含む。)を用いた生殖補助医療により子を懐胎し、出産したときは、その出産をした女性をその子の母とする。

引用元:生殖補助医療の提供等及びこれにより出生した子の親子関係に関する民法の特例に関する法律

この法律により、卵子提供で生まれた子どもも、戸籍上は実子として登録されるようになりました。

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卵子提供の流れ

ここでは「ミラクル・エンジェルス・リプロダクティブ・グループ(以下、ミラクル・エンジェルス)」がACRC卵子提供プログラムの流れをご紹介します。

ミラクル・エンジェルスは、米国カリフォルニア州に本社を置く、生殖補助医療に係るサービスを提供するACRC Globalの子会社で、ご紹介する不妊治療プログラムは、基本的に本社であるACRC Globalと行います。

ステップ①無料カウンセリング

まずは、卵子提供プログラムに関する無料カウンセリングに申し込み、担当するケースマネージャーからプログラムの説明を受けます。そして、依頼者の状況や希望を踏まえて、依頼者それぞれに、最適なプランをご提案します。

ステップ②卵子ドナーの選定

カウンセリング後は、卵子ドナーに希望する条件を担当者に伝え、卵子ドナーデータベースから希望に合う卵子ドナーを選びましょう。その際、担当者からも希望条件に合った卵子ドナーの紹介を受けられます。
希望する卵子ドナーが決まったら、担当者がドナーへ連絡し、卵子提供の実施が可能かどうかを確認します。

ステップ③ACRC Globalとの契約

依頼者と卵子ドナー双方が合意したら、ACRCの卵子提供プログラムにお申込みいただき、このプログラムに参加するうえでの基本事項を定めたACRC Globalのリテーナー契約書にサインします。卵子提供プログラムは米国本社のACRC Globalを通じて実施されるため、契約はACRC Globalとのあいだで取り交わします。

ステップ④エスクロー口座開設および第1回目の分割費用のお支払い

契約締結後、エスクロー管理会社の口座開設同意書にサインすると、エスクロー会社が依頼者のエスクロー口座(第三者が管理する信託口座)を開設します。口座が開設されたら、5営業日以内に卵子提供プログラム費用の最初の分割払い金を送金します。

ステップ⑤卵子ドナーの検査と残金のお支払い

送金後は、担当者が予約したIVFクリニック(生殖補助医療を専門に行う医療機関)で、卵子ドナーに必要な検査を受けてもらいます。すべての検査が完了し、卵子ドナーが医師から医学的な承認を得たら、卵子提供プログラム費用の残金をエスクロー口座へ送金します。

ステップ⑥卵子提供契約の締結

費用の送金が確認されたら、卵子ドナーと依頼者との間で卵子提供契約を取り交わします。双方に弁護士が紹介されるので、契約内容を十分に確認したうえで契約書にサインしましょう。
契約を締結したら、依頼者側の弁護士が採卵を行うIVFクリニックへ、法的な承認が得られた旨を通知します。

ステップ⑦採卵

採卵を行うIVFクリニックの治療計画に沿って、卵子ドナーが採卵に向けた準備を開始します。ドナーの状態を確認しながら、採卵に適した日に手術を行います。。
採卵手術が無事完了したら、卵子提供プログラムは終了となります。

受精卵(胚)の作製

その後、採卵した卵子と依頼者の準備する精子で体外受精を行い、受精卵(胚)を作ります。できた胚は、胚移植に備えて凍結保存します。

卵子提供を受ける理由

卵子提供を受ける理由は、人によってさまざまです。
おもな理由としては、加齢や病気治療の影響で卵巣機能不全に陥っている場合、卵巣を摘出している場合、早発閉経により卵子が存在しない場合などが挙げられます。

卵子提供は、ご自身の卵子で赤ちゃんを授かることが難しい女性が、妊娠・出産を叶えるための不妊治療の一つです。ただし、卵子提供で生まれた子どもは、ドナーの卵子とパートナーに由来する遺伝情報を受け継ぎます。そのため、パートナーの遺伝情報は受け継がれますが、妻の遺伝情報は受け継がれませんので、そのことへの十分な理解と検討が必要です。

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卵子提供のメリット

ここでは、卵子提供を受ける4つのメリットを紹介します。

メリット①ご自身の卵子で妊娠できなくても、子どもを授かれる可能性がある

卵子提供を受ければ、ご自身の卵子で妊娠が難しい場合でも、子どもを授かれる可能性があります。たとえば、病気が原因で卵巣機能にダメージを受けた方や受精能力がない方でも、提供された卵子を使用することで、妊娠・出産を目指せます。

メリット②卵子の年齢に起因するリスクを抑えられる可能性がある

ご自身の加齢や疾患が原因と思われる流産や、遺伝性疾患、胎児の染色体異常などのリスクを抑えられる可能性があることも、卵子提供を受けるメリットの一つです。

一般的に、女性の年齢が上がるにつれて、流産したり、胎児の染色体異常が生じたりする可能性は高くなるといわれています。
こうしたリスクを考慮し、厚生労働省では、卵子を提供できる人の条件の一つに「すでに子どもがいる成人で、満35歳未満であること」を挙げています。これにより、加齢に伴う卵子側の要因による、妊娠への影響を抑えられる可能性があるのです。

参照元:厚生労働省「精子・卵子・胚の提供者に対する説明の内容」

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メリット③妊娠につながる可能性が高まる

卵子提供を受けて胚を作れば、おもに加齢が原因で不妊治療がうまくいかなかった方の妊娠成功率が高まる可能性もあります。

女性の卵子は、年齢を重ねるにつれて数が減少するとともに、染色体の変化が生じやすくなります。そのため、年齢によっては体外受精などの治療を行っても、妊娠に至ることが難しい場合があるでしょう。

一方、卵子提供では、前述の通り、提供に年齢制限があるドナーから提供された卵子を使用します。比較的若いドナーの卵子を用いることで、ご自身の卵子を用いた治療では妊娠が難しい場合でも、子どもを授かる可能性が高まることが期待されます。

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メリット④自身が採卵手術を受けなくてよい

採卵手術を受けなくてよい点も、卵子提供のメリットに挙げられます。

採卵は、卵巣から卵子を採取する外科的な処置であり、体への影響もゼロではありません。その点、卵子提供では、卵子ドナーから採取した卵子を用いて体外受精を行うため、卵子提供を受ける女性自身が採卵手術をする必要はありません。

採卵に伴う体への影響を抑えながら治療を進められるため、ご自身が採卵手術を受けることに不安を感じている方にとって、卵子提供は検討する価値のある方法と言えます。

卵子提供のデメリット

卵子提供には、メリットだけではなくデメリットも存在します。

デメリット①高額な費用がかかる

卵子提供は保険が適用されないため、基本的には治療にかかるすべての医療費をご自身で負担しなければなりません。プログラム費用や卵子ドナーへの報酬、ドナーの検査費用なども必要になることから、一般的な不妊治療と比べて高額になりやすい点がデメリットです。

卵子提供を受ける際にかかる費用には、おもに以下のものが含まれます。

卵子提供を受ける際に発生する費用の例

  • 卵子ドナーへの報酬
  • 卵子ドナーの検査費用
  • (エージェンシーに依頼する場合)卵子提供プログラム費用

これらの費用を合わせると、1回の卵子提供で高額の出費が見込まれます。また、1回のサイクルで妊娠できるとは限らないため、再度治療を受ける場合には追加の費用が必要となります。
卵子提供を検討する際は、1回分の費用だけでなく、複数回の治療が必要になる可能性も考慮したうえで、資金計画を立てることが大切です。

デメリット②卵子提供を受けても妊娠できない可能性がある

卵子提供を受けても、必ず妊娠できるわけではありません。若く健康なドナーから提供された卵子を用いて体外受精や胚移植を行ったとしても、妊娠に至らないケースもあります。

具体例としては、胚を移植しても、子宮内膜の状態などによって着床に至らなかったり、妊娠成立後に流産したりする可能性が挙げられます。卵子の状態以外にも妊娠に影響する要因があるため、卵子提供によってすべての不妊の原因が解消されるわけではない、という点を覚えておきましょう。

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デメリット③自身の遺伝子が子どもに受け継がれない

卵子提供を受けて子どもを授かった場合、その子どもに受け継がれるのはドナーの遺伝子であり、ご自身の遺伝子ではありません。
卵子提供を受ける際には、子どもを持ちたい理由や、そのことにまつわる様々な可能性を理解し、よく考えることが必要です。

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卵子提供における注意点

卵子提供を受ける際は、以下の注意点について理解しなければなりません。

①子どもに告知するときに、精神的なケアが必要になる

生まれてきた子どもに事実を告知する際は、精神的なケアが必要になることを覚えておきましょう。事実を知ったことで、子どもがショックを受けるおそれがあるため、子どもの気持ちに最大限配慮した方法を取らなければなりません。

将来的に子どもに対して、卵子提供によって生まれてきた事実を伝えるかどうかは、あらかじめ夫婦間で慎重に話し合う必要があります。

②生まれてくる子どもの障害や疾患リスク

卵子提供を受けたとしても、障害や疾患のある子どもが生まれてくる可能性は、ゼロではありません。
ただし、これらの可能性は、着床前検査や遺伝子検査などを行うことで低減させることができます。

卵子提供エージェントを選ぶ際のポイント

卵子提供エージェントを選ぶ際は、次のポイントに注目してみましょう。

卵子提供エージェントを選ぶ際のポイント

  • 対応エリア(国内に拠点があるか)
  • 卵子ドナーの登録者数
  • 卵子提供の実績
  • 料金体系
  • 提携しているクリニックの実績
  • サポート体制
  • 法的支援の有無

特に、エージェンシーや提携しているクリニックの実績などは重要です。必要なポイントを押さえて、ご自身の希望に合った信頼できるエージェンシーを選ぶことが大切です。

卵子提供プログラムにかかる費用の目安

エージェンシーを通じての卵子提供にかかる費用は、その内容やエージェンシーによっても異なりますが、場合によっては医療費も含めると500万円を超えることも珍しくありません。

ミラクル・エンジェルスの卵子提供プログラムにつきましては、下記をご覧ください。

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卵子提供以外の不妊治療

最後に、卵子提供以外の不妊治療も紹介します。
卵子提供とあわせて、ほかにどのような選択肢があるのかを検討する際の参考にしてください。

代理出産

代理出産とは、なんらかの理由によって子どもを授かるのが困難な方の代わりに、別の女性に依頼して妊娠・出産をしてもらう方法のことです。現在、一般的に行われているのは、「妊娠・出産を担う代理母」による代理出産です。

日本には代理出産を禁止する法律はありませんが、日本産科婦人科学会が2026年8月に公表した資料には、以下の記載があります。

2.代理懐胎の是非について 代理懐胎の実施は認められない.対価の授受の有無を問わず,本会会員が代理懐胎を望むもののために生殖補助医療を実施したり,その実施に関与したりしてはならない.また代理懐胎の斡旋を行ってはならない.  理由は以下の通りである. 1)生まれてくる子の福祉を最優先するべきである 2)代理懐胎は身体的危険性・精神的負担を伴う 3)家族関係を複雑にする 4)代理懐胎契約は倫理的に社会全体が許容していると認められない

引用元:日本産科婦人科学会「2026年8月 会告p.1081」

この会告により、日本国内で代理出産を行うのは事実上困難であるというのが実情です。
一方、米国をはじめとする一部の国では、一定の条件のもと代理出産が法律で認められていたり、明確な法規制が存在しないために合法と判断されています。

なお、ミラクル・エンジェルスでは卵子提供だけでなく、親会社であるACRC Globalの本社がある、米国での代理出産プログラムもご紹介しています。「子どもを授かりたい」という依頼者の夢を実現できるようサポートしておりますので、代理出産について詳しく知りたい方はぜひ一度ご相談ください。

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精子提供

精子提供とは、第三者のドナーから提供された精子を用いて妊娠を目指す方法です。

不妊の原因は女性側だけでなく、男性側にあるケースも珍しくありません。そのため不妊の原因が男性側にあると考えられる場合は、精子提供を受けることも有力な選択肢となります。

男性不妊のおもな原因は、以下の通りです。

男性不妊のおもな原因

  • 造精機能障害
  • 精路通過障害
  • 性機能障害
  • 加齢

このような原因によって妊娠が難しい場合、治療方法の一つとして精子提供が検討されることがあります。提供された精子とご自身の卵子を使って、妊娠・出産を実現できる可能性があります。

卵子提供を受けるメリットは、ご自身の卵子で妊娠できない方でも子どもを授かる可能性があること

卵子提供は、ご自身の卵子で妊娠することが難しい場合でも、妊娠・出産を実現できる可能性がある方法の一つです。卵子提供を受けるメリットとしては、比較的若いドナーの卵子を用いることで、加齢による卵子への影響を抑えられることや、夫と遺伝的なつながりのある子どもを授かれることなどが挙げられます。一方で、高額な費用がかかる点や、妊娠・出産に伴うリスクがある点などは事前に理解しておく必要があります。

卵子提供を検討する際は、メリット・デメリットの両方を理解したうえで、ご自身やご家族にとって適した方法を慎重に検討することが大切です。

ミラクル・エンジェルスでは、米国本社のACRC Globalと連携した、卵子・精子提供や体外受精、代理出産など、生殖補助医療に関連するコンサルティングサービスを提供しています。卵子提供について詳しく知りたい方や、ご自身に合った選択肢を知りたい方は、まずは無料カウンセリングをご利用ください。

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